2024.07.24

【松田純選手モデル】桐生参 -KIRYU3-レビュー｜最高性能のカットを持つ超洗練された一振り

Sora_LWD

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

created by Rinker

プロツアー・PERFECT2022年シーズン年間ランキング1位。2023年を含め、PDCワールドカップオブダーツ日本代表選出2回。などなど、プロダーツプレイヤーとして輝かしい経歴をいくつも持つ『松田純』選手。
孫を持つナイスなミドルでありながら、若手に引けを取らず日本のダーツシーンを牽引し続けているスタープレイヤーです。

そんな松田選手の2023年新モデルバレル・『桐生-KIRYU- 参』が2023年5月21日に発売されました。

今回はソフトダーツモデルをレビュー・紹介して参ります！

Contents

動画でも紹介しています！

YouTubeにも実投レビュー動画を公開しています。是非ご覧ください。

桐生参　基本スペック

形状	ストレート
重量	18.6g
メインカット	マイクロカット
重心	センター
レングス(バレル長)	44.0mm
最大径	6.5mm
グリップエリア径	6.5mm
チップ規格	2BA
メーカー	DYNASTY
プレイヤー	松田純選手
販売価格(税込)	13,800円

スペック詳細

重量

バレル単体重量は18.6g。
標準から少し重め程度の重量です。

カット

メインカットはマイクロ+縦カット。
掛かりはごく浅く、手離れ重視の作りです。

重心

バレル単体の重心はセンター。

レングス

レングスは44.0mm。
ハードダーツベースのストレートバレルとしては、少し短めの部類です。

太さ・径

径は6.5mm。グルーピンング重視の細め設計です。

桐生参の特徴と強み

マイクロカットの驚異的な性能

桐生参は前作に引き続き、マイクロリングカットを採用しています。

このマイクロリングカットの性能には正直驚かされました。

リリース時、離れてほしいときに自然に離れてくれる高い手離れ性能
自然な手離れを生みつつも、指との摩擦力を向上してダーツに力を乗せられる

上記二点はマイクロリングカットの強みですが、桐生参は二点の特徴を非常に高い水準で備えています。

マイクロリングカットのバレルは私もこれまでにいくらか投げた経験がありますが、桐生参ほどの性能を持つものはありませんでした。

指に引っ掛かりを持たずとも、しっかり力強くダーツを飛ばせる。
指への掛かりはないため、離れてほしい時に離れてくれる他に類を見ない手離れ性能。

このカットの性能は他を圧倒しています。驚異的。

腕の振りに素直なレスポンス

良くも悪くも、とても素直に飛びます。
変に引っ掛かったりするようなイレギュラーが起きる要素(テーパーやカットなど)が排除されているためです。
ごまかしは一切通用せず、腕の振りをしっかりフィードバックしてくれます。

高い性能を備えたバレルですが、同時に、ユーザーを育ててくれるバレルであると感じました。

気になる点

カットの寿命は短い

カットの寿命が短いのはマイクロリンングカットの宿命です。サンドブラストと並んで、寿命の短いカットの筆頭ですね。

残念ながらコスト面では他製品に劣りますが、それでも桐生参はその弱点を補って余りある高い性能を持っています。

日本刀は高い切れ味を誇りますが、数人斬れば刃こぼれして使い物にならなくなったと言いますしね。(？)

スイングが速いプレイヤーは難儀するかも

桐生参のマイクロカットは、ダーツへ力を伝える性能に限って言えば、リングカットやシャークカットには劣ります。
スイングが必要以上に速いプレイヤーはダーツに上手く力を乗せられず、しっかり飛ばせないでしょう。

逆に言えば桐生参は、適正な脱力したスイングを身に付ける助けになるでしょう。

まとめ

スペック

形状	ストレート
重量	18.6g
メインカット	マイクロリングカット
重心	センター
レングス(バレル長)	44.0mm
最大径	6.5mm
グリップエリア径	6.5mm
チップ規格	2BA
メーカー	DYNASTY
プレイヤー	松田純選手
販売価格(税込)	13,800円
カットの強さ	(1.5/5.0)
手離れの良さ	(5.0/5.0)