グランボード3sレビュー|最もオススメの最強家庭用ダーツボード[GRANBOARD3s]
										家庭用ソフトダーツボードにて、世界で広くシェアを獲得している『グランボード』シリーズ。
本記事では、その最上位モデル『グランボード3s』を紹介していきます。
- 家庭や賃貸での使用に堪える静音性があるか
 - 搭載ゲームは?
 - サウンドやアワードを試聴してみたい
 - LED演出を見てみたい
 
などなど、気になる点が様々あるかと思いますが、本記事が参考になれば幸いです。
ダーツボードは安い買い物ではありません。気になる点は購入する前に確認しておきましょう。
- グランボード3sでできること
 - 外観・インターフェイスのレビュー
 - ダーツヒット音の測定 / 生活音との比較結果
 - ダーツの刺さり具合の測定結果
 - 搭載ゲーム内容
 - サウンド・アワードを音声と動画で公開
 - 良いところ・イマイチなところ
 - お得に購入できるショップ紹介
 
動画でも紹介しています!
YouTube動画でもグランボード3sを紹介しています。
動画なら静音性やLED演出などの使用感がより分かり易いですので、是非参考にご覧ください。
上の動画はボード本体の性能にフォーカスしたもの。
その他のアプリやゲーム内容等についても以下の各動画にて紹介しています。
グランボード3sでできること
まずは、グランボード3sを買ったらできる、基本的なことをご紹介します。
グランボード3sでできること
- ダーツマシンと同じ規格で練習ができる
 - スマホアプリ連動でダーツマシン実機さながらにゲームを楽しめる
 - オンライン対戦で世界中のプレイヤーやフレンドと対戦できる
 - オンライントーナメント参加や開催ができる
 - LED搭載ボードで迫力のあるプレイが楽しめる
 
ダーツマシンと同じ規格でダーツ練習ができる

グランボード3sはダーツバーやインターネットカフェにあるダーツマシン、『ダーツライブ』や『フェニックス』と同じ寸法で作られています。
グランボード3sがあれば、ダーツバーと変わらない練習が自宅でできてしまいます。もちろんプレイ料金はかかりません。
スマホアプリ連動でダーツマシン実機さながらにゲームを楽しめる
専用のスマートフォンアプリを使用することで、店舗のダーツマシンと同じようにカウントアップや01、クリケットなどのゲームをプレイできます。
オンライン対戦で世界中のプレイヤーやフレンドと対戦できる

スマートフォンのインターネット機能を利用し、世界中のグランンボード3sユーザーとオンライン対戦をすることができます。
対戦プレイヤーは、オンライン上のプレイヤーから任意で選択できます。
オンライントーナメント参加や開催ができる

2024年4月のアップデートで、新たにオンライントーナメントモードが搭載されました。
世界中のグランボードユーザーとオンラインでトーナメント戦ができるモードです。
誰かが企画したトーナメントに参加することもできますし、自身でトーナメントを開催することもできます。
そして、『Life with Darts』主催のオンライントーナメントイベント『SKY HIGH』も開催中です。
- 誰でも無料で参加可能
 - シーズンポイントランキング制(1シーズン=3ヶ月)
 - シーズン上位入賞で賞品アリ
 - ほぼ毎週開催
 
以上のような特徴を持つ、これまでになかったオンライントーナメントイベントです。
賞品獲得でグランボード購入代金をペイすることも狙えます。
詳細は以下から動画や公式ページをご覧ください。
LED搭載ボードで迫力のあるプレイが楽しめる

グランボード3sは、ボード外周にLEDライトを搭載しています。
- ダーツヒット時
 - アワード演出
 - クリケットナンバーのナビ
 - 01アレンジナンバーのナビ
 - インフォメーション
 
上記のような場面で美しくライティングしてくれます。
迫力・臨場感たっぷりで、店舗のダーツマシンでプレイしているような体験ができます。
LED演出のサンプルはこちらからご覧いただけます (グランダーツHP)
グランボード3sの性能と特徴
ここからは、グランボード3sの性能を詳しく紹介していきましょう。
ここで紹介する内容は以下です。
- 静音性能
 - ダーツの刺さり具合
 - 搭載ゲーム詳細
 - サウンド・アワードの紹介
 
静音性能
グランボード3sの静音性は非常に優れています。
スローライン地点(ボードから244cm地点)にて聞こえる音量を騒音計にて計測してみました。

- セッテイング重量19.2gのダーツにて計測
 - プレミアムリップポイント使用
 - 48投の平均値を採用
 
グランボード3sのダーツヒット音は、約80dBとなりました。
80dBってどれくらいの音量?
約80dBということは分かりましたが、どの程度の音量か想像しにくいかと思います。
そこで、中身の入ったティッシュ箱を、高さ30cm程度からフローリングの床に落としてみてください。だいたい膝の高さくらいです。
その時に発する音量が、80dB~90dB程度です。

上記動画にて、グランボード3sを含めた人気ダーツボードの音聞き比べと、音量測定を行っています。
実際に使用している様子をご覧いただけますので、是非ご視聴ください。
実家や賃貸で使える?

それぞれの環境によりますが、夜間の使用を避ければ使用できるほどの静音性を備えています。
先に紹介した方法でヒット音を再現し、ご自身の環境でも使用できるか判断してみてください。
もっと静かなボードが欲しい方へは、ダーツライブゼロボードがオススメです。
以下の記事にて詳しく紹介していますのでご覧ください。

グランボードのヒット音が、ティッシュ箱を高さ30cmから落下させた程度の音量であるのに対し、ゼロボードなら高さ3cmからの落下音ほどまで抑えられます。
ダーツの刺さり具合

ボードへの刺さりは優秀です。
質の悪い家庭用ボードは刺さりが悪くイライラすることも多いですが、グランボード3sは刺さりの悪さに悩まされることはありません。
1000投を実際に投げ込み、どれくらいバウンスアウトが起こるか計測してみました。
※バウンスアウト = ダーツがボードへヒットした際、弾かれて落下してしまうこと
14/1000(本)!
- セッテイング重量19.9gのダーツ使用
 - プレミアムリップポイント使用
 - セグメントを新品へ交換後に計測
 - T20 ⇒ Bull ⇒ T19 の順にターゲットを打ち分けて計測
 
投げたダーツが弾かれてしまうと、
- ダーツの落下音がけたたましく、近所迷惑
 - 床や家財にダーツが当たり、傷つけてしまう
 
などの危険があります。
グランボード3sならバウンスアウトする確率は低いので、安心して使用することができます。
搭載ゲーム
グランボード3sでプレイすることのできるゲーム一覧は以下の通りです。
プラクティス
- カウントアップ
 - CRカウントアップ
 - ハーフイット
 - デルタシュート
 - オニレン
 - シュートフォース
 - ローテーション
 - ターゲットブル
 - ターゲット20
 - ターゲットハット
 - ターゲットホース
 - マルチプルクリケット
 - パイレーツ
 - スパイダー
 
14種
01ゲーム
- 301
 - 501
 - 701
 - 901
 - 1101
 - 1501
 - フリーズ 301
 - フリーズ 501
 - フリーズ 701
 - フリーズ 901
 
10種
クリケット
- スタンダードクリケット
 - カットスロートクリケット
 - ヒドゥンクリケット
 - ヒドゥンカットスロートクリケット
 - チームクリケット
 
5種
パーティゲーム
- ビヨンドトップ
 - ハイドアンドシーク
 - ハイパーブル
 - ファンミッション
 - トレジャーハント
 - TIC TAC TOE
 - TWO LINE
 
7種
メドレー
- アニマルバトル (CPU対戦)
 - 3LEGメドレー
 - 5LEGメドレー
 - 7LEGメドレー
 - 9LEGメドレー
 - 11LEGメドレー
 - 13LEGメドレー
 
7種
CPU対戦
- アニマルバトル (CPU対戦)
 
9段階レベルの対戦相手から選択可能
オンライン対戦
- 301
 - 501
 - 701
 - スタンダードクリケット
 - 3LEG メドレー
 - 5LEG メドレー
 
6種
※01ゲーム:
 セパレートブル / ファットブル
 オープンイン / アウト 
 ダブルイン / アウト
 マスターイン / アウト
 それぞれの設定が可能
搭載ゲームの内容を詳しく知りたい方は、グランダーツHPをご覧頂くか、以下の動画をご覧ください。実際のゲーム画面をご覧頂きながら、全てのゲームを網羅して一挙紹介しています。
サウンド・アワード

ヒット音やアワード演出は、グランボードオリジナルのものが搭載されています。
サウンドを聞いてみる
再生ボタンを押すとサウンドを再生します。
※音声が再生されます。音量にご注意ください。
| シングル | |
| ダブル | |
| トリプル | |
| アウターブル | |
| インナーブル | |
| クリケット シングル | |
| クリケット ダブル | |
| クリケット トリプル | 
アワードを見てみる
再生ボタンを押すとアワードムービーを再生します。
※音声が再生されます。音量にご注意ください。
ロートン
ハイトン
ハットトリック
スリー・イン・ザ・ブラック
TON80
スリー・イン・ア・ベット
ホワイトホース
カスタムも可能
上記に紹介したサウンドやアワードは初期設定のものです。
グランボード3sでは、ダーツマシンと同じようにサウンド・アワード等のカスタムが可能。

カスタム可能な要素は以下の通りです。
- ゲーム背景(01/クリケット/プラクティス個別に設定可)
 - ダーツヒット時のサウンド
 - アワードムービー
 - ヒットエフェクト
 
ここで特筆すべきは、ゲーム背景は自身の好きな写真・イラスト等を設定できるということ。

自分の好きな背景でダーツをプレイできるというのはこれまでのダーツマシンでは考えられないことでした。より楽しく練習ができますね。
カスタム要素について詳しく知りたい方は以下の動画にて紹介していますので是非ご覧ください。
外観・インターフェイス

グランボード最大の特徴・LEDライト
他の家庭用ダーツボードとは一線を画すLEDライト。
ダーツのヒット時やアワード演出など、プレイを美しく盛り上げてくれます。

美しいLEDでゲームを盛り上げるだけでなく、クリケットナンバーの示したり01で狙う箇所をナビしてくれたり、機能性も抜群です
電源ボタンがスイッチ式で使いやすい

電源はシーソースイッチ式で、オンオフが簡単にできます。
とても使いやすいですね。
電源・接続状況ランプを搭載していて状況が一目瞭然


電源が入っているか、スマホとBluetooth接続ができているかは電源ランプを見れば一目瞭然です。
ラウンドチェンジもボタン式で押しやすい

ラウンドチェンジはボタン式です。
反応も問題なく、使いやすいです。
給電はUSBタイプCか単三電池2本

給電はUSBケーブルか単三電池2本(別売)のいずれかです。
ただし、単三電池使用時はLEDライトが使用できません。
なお、コンセント等からの配線が難しい場合はモバイルバッテリーを接続しても使用できます。
セグメントが壊れても簡単に交換可能

セグメントは長く使用していると割れてしまったりダーツが刺さらなくなってしまったりします。
そんな時でもグランボード3sは別売りのメンテナンス用セグメントを購入することで、自身で簡単に交換可能です。
グランボード アプリ
デザインと操作感は上々
スタイリッシュなアプリデザインは見ていてとてもカッコイイです。
アプリ画面のプレビュー






グランボード3sの良いところ
家庭での個人練習に特化した練習ゲームを多数搭載

上質な練習用ゲームを多数搭載している点がグランボード最大の優れた点です。
ダーツの上達に主眼を置いて家庭用ダーツボードを選ぶのであれば、グランボードが最有力候補でしょう。
オンライン対戦相手がいつでも捕まる

オンライン対戦機能を搭載していても、対戦相手がいなければ意味がありません。
グランボードは、ダーツ人口の多い欧米でシェアを獲得しているためにプレイヤーが多く、オンライン対戦の相手には困りません。
ただし、外国人が多い点と、セパレートブル設定の相手が一定数いることは要留意です。
オンライン対戦で選択できるゲームが多い

オンライン対戦でプレイできるゲームは01ゲームとスタンダードクリケット、そしてメドレー(3LEG or 5LEG)です。

01ゲームは301、501、701の3種から選択でき、さらにセパレートブル設定やイン・アウトオプションの設定も可能です。(ダブルイン / マスターイン / ダブルアウト / マスターアウト が設定可能)
レーティングは80%スタッツと100%スタッツ両方で算出

日本のソフトダーツマシンのほとんどのシェアを占めるダーツライブとフェニックス。
ダーツライブは80%スタッツ、フェニックスは100%スタッツでレーティングを算出しています。
そしてグランボードでは、80%スタッツでのものと100%スタッツでのもの、二つのレーティングを算出し記録しています。
80%か100%、どちらか一方だけではなく、両方のスタッツを知ることで、より解像度の高い正確なスタッツ分析ができます。
グランボード3sのイマイチなところ
オンライン対戦相手に日本人が少ない

日本国内での家庭用ダーツボードのシェアは『ダーツライブホーム』に及ばないのか、オンラインプレイをしている日本のプレイヤーは、ダーツライブホームより少ない印象です。
しかし、外国のプレイヤーは常に待機していますので、相手に困ることはないでしょう。
01のアレンジが雑
01ゲームの終盤、テンパイするとアレンジナンバーをLEDと画面上でナビしてくれますが、セオリーとはかけ離れたアレンジをナビしてきます。
もちろんアレンジに正解はなく、個々人の解釈によるところが大きいものではありますが、ダーツマシンがナビするアレンジは大衆向けのセオリーを提示すべきだと思います。
その意味で、残念ながらグランボードのアレンジはイマイチと言わざるを得ません。
例えば…
・マスターアウト / 46残

46レフトはセオリーが確立された有名なナンバーです。
セオリーでは、S10とS6の間を狙うでしょう。S10に入ればD18、S6に入ればD20が残ります。
仮に各トリプルに入っても、T10の場合は16残、T6の場合は28残となり、かなり高い確率で上がり目を出すことができます。
このように、アレンジで重要なのは外れた際のリカバー。狙い通りターゲットを打てなくても、上がり目を、もしくは好ナンバーを残せるようにする打ちまわしがアレンジです。
ナビされた S14 ⇒ D16 では、S14を外した際の保険が弱いです。
隣のナンバー、S11・S9のいずれに入っても上がり目は出せません。
・マスターアウト / 77残

77をBullから打って27残を狙う大胆アレンジ。上がり目が出ない可能性大、バーストの危険性大 であまりオススメできるアレンジではありません。
多くのプレイヤーは、T17 ⇒ D13 をチョイスするのではないでしょうか。
17であればシングルに入っても60残の好ナンバーとなります。
・25/50 ダブルアウト / 121残

セパレートブル・ダブルアウトの121残。プロツアー・パーフェクトやスティールダーツの試合でよく目にするナンバーですね。
一本目のT20はセオリー通りでしょう。シングルに外れてもT17 ⇒ DBull のセンが残ります。
しかし二本目はなぜかS11をナビ。セオリーはT11を打って28残。ダブル残しを狙うでしょう。
なぜ二本目を妥協してフィニッシュの難度を上げてしまうのでしょうか…。
以上のような、どうにも釈然としないアレンジナビが頻繁に提示されます。
日頃から自身でしっかり考えてアレンジしていれば良いのですが、画面の指示通りに打ちまわすクセがついてしまっていると損なアレンジをたくさん覚えてしまうかもしれません。
ダーツスタンドについて
ダーツボードを家庭に設置するにあたり、ボード本体と一緒に必要になるのがダーツボードスタンド。(壁への直付が可能なら不要)
これも購入しなくてはいけませんが、だいたい一万円前後~と、ダーツボード本体と合わせるとかなり手痛い出費となります。
そこで、カンタン・低コストで作れるダーツボードスタンドの作り方を以下記事にて解説しています。この方法なら簡単かつコンパクトにスタンドを作成できますので、コストを抑えたい方はもちろん、できるだけ省スペースに抑えたい方にもオススメ。
是非ご覧ください。


グランボード3s 総評

以上、グランボード3sを紹介してきました。
良いところ
- 美麗なLEDによる演出で、デザイン性・機能性ともに◎
 - 静音性とダーツの刺さりも十分な性能
 - 練習用ゲームを豊富に搭載しており、ダーツ上達の助けにピッタリ
 - いつでもオンライン対戦ができ、実践練習もバッチリ
 
気になるところ
- オンライン対戦で日本人選手とマッチングしづらい
 - 01ゲームのアレンジが雑
 
ダーツ上達を目的にダーツボードを購入するのであれば、間違いなくグランボード3sが最良の選択です。
各対戦ゲームの他、練習用に特化したゲームを多数搭載しているためです。また、それぞれのゲームの質も高く、プラクティスメニューをこなしていけば間違いなくダーツが上達していくでしょう。
そして、グランボード3sの最大の武器であるLEDは、迫力あるゲームを演出してくれたり、アレンジやクリケットナンバーのナビなど機能性もバッチリです。
今よりもダーツが上手くなりたい、もっと質の高い練習がしたい、と感じている方は是非グランボード3sの導入をお勧めします。
たくさん練習して、AフライトやSAフライトを目指しましょう!




																											
																											
																											
																											
																											
																											