ダーツライブホーム 評価レビュー|一番人気を誇るも、弱点複数アリ
自宅でダーツライブが体験できることで最も人気のある家庭用ダーツボード、『ダーツライブホーム』。
自宅での質の高い練習をするため、ダーツバーやネットカフェの費用を抑えるためなどの理由で購入を検討されている方も多いかと思います。
しかしダーツボードは安い買い物ではありません。『ダーツライブホーム』単体だけでも27,280円という高級品。どうしても購入には二の足を踏んでしまいます。
- 静音性は十分か、家庭・賃貸で使用しても迷惑にならないか
- ダーツの刺さり具合は問題ないか
- 実際の使用感や、悪い点
などが気に掛かっている方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、『ダーツライブホーム』の実際の使用感を徹底的にご紹介していきます。
- ダーツライブホームでできること
- 外観・インターフェイスのレビュー
- ダーツヒット音の測定 / 生活音との比較結果
- ダーツの刺さり具合の測定結果
- 搭載ゲーム内容
- サウンド・アワードを音声と動画で公開
- 良いところ・イマイチなところ
- お得に購入できるショップ紹介
製品のスペックや良い点はもちろん、他では紹介していない悪い点などを余すことなくお伝えしていきます。
これから『ダーツライブホーム』の購入を検討されている方にはきっと役立つ内容となっております。
ネームバリューもシェアも高く、最優秀なダーツボードと思われがちですが、無視できない複数の弱点もあります。
決して安いお買い物ではありませんので、本記事が失敗のないダーツボード選びの助けになれば幸いです。
また、記事後半で、ダーツライブホームを最もお得に入手するためのショップ選びやキャンペーン活用法を解説しています。
是非併せてご覧ください。
動画でも紹介しています!
YouTube動画でも詳細を紹介しています。
実際に使用している様子やアワード演出が見れたり、刺さった際の騒音が確認できますので是非参考にしてください。
ダーツライブホームでできること
まずはダーツライブホームを買ったら何ができるのか、基本的なことを押さえておきましょう。
ダーツライブホームでできること
- ダーツマシンと同じ規格で練習ができる
- スマホアプリ連動でダーツマシン実機さながらにゲームを楽しめる
- オンライン対戦で世界中のプレイヤーやフレンドと対戦できる
- ダーツライブ3と同じサウンドやアワードを楽しめる
ダーツマシンと同じ規格でダーツ練習ができる
ダーツライブホームは、ダーツバーやインターネットカフェにあるダーツマシン、『ダーツライブ』や『フェニックス』と同じ規格で作られています。
ダーツライブホームがあれば、ダーツバーと変わらない練習が自宅でできてしまいます。もちろんプレイ料金はかかりません。
スマホアプリ連動でダーツマシン実機さながらにゲームを楽しめる
専用のスマートフォンアプリを使用することで、店舗のダーツマシンと同じようにカウントアップや01、クリケットなどのゲームをプレイできます。
DARTSLIVE Home
DARTSLIVE Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
オンライン対戦で世界中のプレイヤーやフレンドと対戦できる
スマートフォンのインターネット機能を利用し、世界中のダーツライブホームユーザーとオンライン対戦をすることができます。
対戦プレイヤーは、オンライン上のプレイヤーから任意で選択できます。
ダーツライブ3と同じサウンドやアワードを楽しめる
アワードムービーやサウンドは、ダーツライブ3実機のものを再現しています。
ダーツライブホームがあれば、自宅でいつでもダーツライブ3体験ができてしまいます。
ダーツライブホームの性能と特徴
ここからは、ダーツライブホームの性能を詳しく紹介していきましょう。
ここで紹介する内容は以下です。
- 静音性能
- ダーツの刺さり具合
- 搭載ゲーム詳細
- サウンド・アワードの紹介
静音性能
ダーツライブホームの静音性はそこそこ。
スローライン地点にて聞こえる音量を騒音計にて計測してみました。
- セッテイング重量19.2gのダーツにて計測
- プレミアムリップポイント使用
- 48投の平均値を採用
ダーツライブホームのダーツヒット音は、約85dBとなりました。(244cm/スローライン地点の聞こえ方)
上記動画にて、ダーツライブホームを含めた人気ダーツボードの音量測定と聞き比べを行っています。
実際に使用している様子がご覧いただけますので、是非ご視聴ください。
85dBってどれくらいの音量?
約85dBということは分かりましたが、どの程度の音量か想像しにくいかと思います。
そこで、中身の入ったティッシュ箱を、高さ30cm程度からフローリングの床に落としてみてください。だいたい膝の高さくらいです。
その時に発する音量が、80dB~90dB程度です。
実家や賃貸で使える?
騒音としては結構な音量ですので、使用できるタイミングはかなり限られるかも。
夜間の使用はNGでしょう。
先に紹介した方法でヒット音を再現し、ご自身の環境でも使用できるか判断してみてください。
もっと静かなボードが欲しい方へは、ダーツライブゼロボードがオススメです。
以下の記事にて詳しく紹介していますのでご覧ください。
ゼロボードは、賃貸アパートの夜間使用に十分堪えるほどの静音性を備えています。
ダーツの刺さり具合
ボードの刺さり具合は、一部のチップを除き非常に優秀です。
質の悪い家庭用ボードは刺さりが悪くイライラすることも多いですが、ダーツライブホームは非常に刺さりの良いセグメントを使用しています。
1000投を実際に投げ込み、刺さらずに弾かれてしまう本数を計測しました。
結果、弾かれた本数は4本。
- セッテイング重量19.9gのダーツ使用
- プレミアムリップポイント使用
- セグメントを新品へ交換後に計測
- T20 ⇒ Bull ⇒ T19 の順にターゲットを打ち分けて計測
投げたダーツが弾かれてしまうと、
- ダーツの落下音がけたたましく、近所迷惑
- 床や家財にダーツが当たり、傷つけてしまう
などの危険があります。
ダーツライブホームはバウンスアウトが起こる確率が極端に低いので、安心して投げることができます。
チップとの相性
上記の通り、ダーツライブホームの刺さりは優秀ですが、それでもお店のダーツマシンには及びません。
市販のソフトダーツチップの中でもダーツライブホームとの相性が良くないものがあります。
以下表は、代表的なソフトチップで1,000本投げ込んだ際のバウンスアウト発生数です。
自身が使用しているチップとの相性の確認のため参考にしてください。
チップ製品名 | 相性 | バウンスアウト数 | % |
---|---|---|---|
プレミアムリップポイント | ◎ | 4/1000 | 0.4% |
フィットポイントプラス | ◎ | 4/1000 | 0.4% |
コンドルティップ | × | 155/1000 | 15.5% |
ハイパーポイント (27mm) | × | 410/1000 | 41% |
コンドルとハイポは、残念ながら実用に堪える刺さりとは言えませんでした。リップ・フィットとの差は顕著です。
コンドルやハイポを愛用している方は気を付けてください
搭載ゲーム
ダーツライブホームでプレイすることのできるゲーム一覧は以下の通りです。
プラクティス -5種類-
- カウントアップ
- クリケットカウントアップ
- ハーフイット
- シュートアウト
- (フィニッシュトレーナー)
※フィニッシュトレーナーはダーツライブ有料会員限定
01ゲーム -6種類-
- 301
- 501
- 701
- 901
- 1101
- 1501
クリケット -3種類-
- スタンダードクリケット
- カットスロートクリケット
- ヒドゥンクリケット
※カットスロートクリケットは3名以上でのプレイ時に限る
パーティゲーム -3種類-
- (ビッグブル)
- (ラッキーバルーン)
- (サバイバー)
- ※3種類ともダーツライブプレミアム+会員限定(780円/月)
メドレー -3種類-
- 3LEG メドレー
- 5LEG メドレー
- 7LEG メドレー
CPU対戦
- ロボライバル
※9段階レベルの対戦相手から選択可能
オンライン対戦 -3種類-
- 701
- スタンダードクリケット
- (3Legsメドレー)
- ※701はオープンイン・オープンアウト、ファットブルのみ
- ※3Legsメドレーはダーツライブ有料会員限定
以下のダーツライブ公式ホームページより、ゲーム一覧と詳細・ゲームのルールを見ることができます。
ダーツライブホーム 搭載ゲーム一覧 - ダーツライブ公式HP
ダーツライブ実機と比較すると、搭載ゲーム内容は絞られています。
サウンド・アワード
ヒット音やアワードは、ダーツライブ3と同一のものが搭載されています。
サウンドを聞いてみる
再生ボタンを押すとサウンドを再生します。
※音声が再生されます。音量にご注意ください。
シングル | |
ダブル | |
トリプル | |
アウターブル | |
インナーブル | |
クリケット シングル | |
クリケット ダブル | |
クリケット トリプル |
アワードを見てみる
再生ボタンを押すとアワードムービーを再生します。
※音声が再生されます。音量にご注意ください。
・ロートン
・ハイトン
・ハットトリック
・スリー イン ザ ブラック
・TON 80
・スリー イン ア ベット
・ホワイトホース
外観・インターフェイス
ボードデザインは、物理ボタンを排しフラットなデザインとなっています。
前作の『ダーツライブ200S』やライバル機の『グランボード3S』にはボタン類が配置してありますが、ダーツライブホームにはありません。
給電方法は 単四乾電池2本 or USB(typeC)ケーブル接続のいずれかです。
USBケーブルは製品に同梱していますが、乾電池は別売りとなりますのでご注意ください。
ダーツライブホームアプリの特徴
ダーツライブ3と同様のUIで使いやすい
UI(ユーザーインターフェイス・アイコン類)はダーツライブ3実機の操作画面を模して作られています。
ダーツライブ3を実際に触ったことがある方はもちろん、そうでない方も直感的に操作できる、とても使いやすいデザインになっています。
トップメニューから、プレイ頻度の高いカウントアップなどのゲームへのショートカットボタンが配置されているのは便利ですね。
見た目も洗練されておりスタイリッシュ。デザイン性も非常に優れています。
もちろんレーティングもダーツライブと同様の基準で算出され、プレイヤーデータのページから自身のレーティングやスタッツなどが確認できます。
過去のデータがグラフで記録されており、数値の変遷も直感的に分かり易く表示されています。
テーマやアワードのカスタムには『プレミアム+プラン』への加入が必要
残念ながら、ダーツライブの無料会員・通常有料会員の方はダーツライブホームにおいてテーマやアワードのカスタマイズが不可となっています。
カスタムするには月額¥780の『プレミアム+プラン』への加入が必要です。
既存の有料会員月額は¥350ですので、その差は¥430。
『プレミアム+プラン』はダーツライブホームでのテーマカスタマイズの他にも様々な特典があります。詳細は以下よりご確認ください。
年額¥5,000以上を投じて加入するほどの魅力があるかというと、ちょっと微妙かな…
アプリ画面のプレビュー
ダーツライブホームアプリのイマイチな点
搭載ゲームが少ない
搭載ゲームは必要最小限しか実装されていません。
その割に有料会員限定ゲームが複数あるなど、かなりシブい内容。
家庭用ダーツボードならではの練習メニューが今後追加されていくと嬉しいですね。
ライブマッチのゲーム内容が限定的
オンライン対戦であるライブマッチ。
プレイできる内容は、『701』と『スタンダードクリケット』のふたつのみです。
また、『701』はファットブル形式に限定されています。
『701』だけではなく『501』や『301』、そしてセパレートブルやアウトオプションの設定など、ゲームのバリエーションに幅があればより良かったように感じます。
ライブマッチ(オンライン対戦)の相手が捕まりにくい
ライバル機であるグランボードの場合に比べ、オンライン対戦相手は少ないです。
世界一のシェアを獲得しているグランボードは、24時間いつでも対戦相手に困ることはありません。
しかし、ダーツライブホームでは対戦待機が一人もいないこともしばしば。
夕方から晩にかけてはだいたい待機している人がいますね
電源センサーが使いにくい
ボードの電源は、ボード底面に配置されたセンサーです。1秒間長押しすることで電源がONになります。
正面からボードに向かった時に、見える位置にセンサーが無いためとても押し辛いです。さらに物理的な触覚もないので、電源がONになったのかどうか分かりづらいです。
電源は使用ごとに毎回使用する箇所なので、ここが使いにくいのはストレスです。
電源ランプが見えない
電源センサーと並んで厄介なのが電源ランプ。
電源センサーと同じくボード底面に配置されており、正面からボードに向かっても視認することができません。
ランプを見るには、体を屈めて下からボードを見上げる必要があります。
電源センサーも押しにくく、電源状況(ONになったかどうか)も体を屈めてわざわざ確認しなくてはいけません。スタイリッシュなデザインを実現するためにインターフェイス類を見えない位置に隠した結果ですが、使いやすさは大きく損ねてしまっています。
ラウンドチェンジセンサーが押しにくい
ラウンドチェンジセンサーはボード正面にありますが、これも物理ボタンではなくタッチセンサーになっています。反応箇所が小さく、使い易いとは言えません。
お得にダーツライブホームを購入するために
ダーツ用品をより安価に購入するためには、以下3つのショップを上手に活用することが必須です。
- ダーツハイブ
- Amazon
- メルカリ
特に、ダーツハイブはキャンペーンの活用方法を知っていればかなりお得にお買い物できます。
損をしないために、必ず以下をチェックしてください!
ダーツハイブはキャンペーン活用で最もお得に
エスダーツ・TiTo・マキシム等、オンラインダーツショップはいくつもありますが、中でも最もお得にお買い物できるのがダーツハイブです。
キャンペーンを上手に活用すれば、他ショップより数千円も安価にお買い物することが可能です。
キャンペーン活用方法は以下の記事にて解説していますので、是非ご覧ください。
また、以下のYouTube動画でも解説しています。
数あるダーツショップの中でもダーツハイブは最もお得に購入できますので要チェックです。
損をしないために、必ず確認してお得にダーツを手に入れてください!
Amazonはタイミングにより数千円安価
Amazonでは、発売後しばらく経つと大幅に値下げされ販売されていることがあります。
3,000円近く値引きされているケースもあります。必ずチェックしましょう!
メルカリなら中古品&新古品が格安
メルカリはご存知、日本最大のフリマサイトです。
日本中から様々な商品が出品されており、ダーツ用品も多数のアイテムが販売されています。
基本的に中古品ということもあり、販売価格はダーツショップより数段安価です。
中古品に抵抗が無ければ積極的に利用しましょう。
また、未使用品が格安で販売されていることもしばしばありますので、新品が欲しい方でも要チェックです。
以下ボタンより『ダーツライブホーム』を検索できますので、是非チェックしましょう。
ダーツスタンドについて
ダーツボードを家庭に設置するにあたり、ボード本体と一緒に必要になるのがダーツボードスタンド。(壁への直付が可能なら不要)
これも購入しなくてはいけませんが、だいたい一万円前後~と、ダーツボード本体と合わせるとかなり手痛い出費となります。
そこで、カンタン・低コストで作れるダーツボードスタンドの作り方を以下記事にて解説しています。この方法なら簡単かつコンパクトにスタンドを作成できますので、コストを抑えたい方はもちろん、できるだけ省スペースに抑えたい方にもオススメ。
是非ご覧ください。
まとめ
以上、ダーツライブホームをご紹介してきました。
良いところ
- ダーツの刺さりの良さはトップクラス
- フラットでスタイリッシュなデザインがGood
- ダーツライブ3と同様のアワード・サウンドを搭載
- アプリもダーツライブ3の操作画面と同じデザイン。直感的な操作で使いやすい
イマイチなところ
- 搭載ゲームが少ない
- ボードのセンサー類やランプなどが使いづらい
- 静音性が低く、夜間等の使用はキビシイ
特にセグメントの出来(刺さりの良さ)が素晴らしく、投げ込みにはストレスを感じません。
また、やっぱりダーツライブユーザーには嬉しいサウンドやアワード。自宅でダーツライブが投げれるスペシャル感はなんとも嬉しいですね。
一方、ハード面・ソフト面の双方において改善点はあるように感じました。センサー類や静音性等のハード的な問題が改善されることはありませんが、アプリ(搭載ゲーム)は今後のアップデートでさらに強化されることを期待したいですね。
ライバル機のグランボード3s紹介記事や、両製品の比較記事もあります。
以下から是非ご覧ください!