【島村麻央選手モデル】Mao(マオ)3レビュー 工夫された形状とカットで抜群の飛びとスローの再現をサポート
2022年 プロツアーPERFECT女子 年間ランキング16位に入賞した島村麻央選手。
その島村選手のOne80 3rdモデルが発売されました。
その名もMao(マオ)3。
特徴とコンセプトがハッキリおり、とても良いバレルでした。
本記事では島村麻央選手の最新モデル・『Mao3』を紹介していきたいと思います。
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基本スペック
基本スペックは以下の通りです。
形状 | トルピード |
重量 | 18.0g |
メインカット | リングカット |
重心 | フロント |
レングス(バレル長) | 41.0mm |
最大径 | 7.4mm |
グリップエリア径 | 約6.1mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | One80 |
プレイヤー | 島村麻央 選手 |
販売価格(税込) | ¥12,100 |
ソフトダーツバレルは16.5gと18.0gの2スペックが発売となりました。
本記事では18.0gモデルを紹介していきます。
16.5gモデルのスペックについては下記サイトを参照ください。
特徴
指にフィットするテーパーと複合リングカット
Mao3の大きな特徴は、前方に向かって大きく膨らみながらカーブしたテーパーと、三種のリングカットです。
しっかり前重心で強い推進力
前方膨らみ形状に伴い、ハッキリ前重心です。
これによりスムーズな手離れと強い推進力を持っています。
3フィンガー向け 4フィンガーはギリギリ
全長は41.0mmで、長い類のバレルではありません。
島村選手も3フィンガーグリップのようですので、バレルも3フィンガーのプレイヤー向けです。
4フィンガーもギリギリイケますが、少々窮屈です。
スペック詳細
重量
重量はバレル単体で18.0g。
重くもなく軽くもなく、極めてスタンダードな重さです。
男性でも女性でも問題なく扱えるでしょう。
※16.5gスペックも展開されています。
カット
メイングリップエリアは3種のリングカットで構成されています。
- 強い推進力を生む、前方のダブルリングカット
- グリップ位置を知らせる二種のリングカット
前方のダブルリングは強めの掛かりで、『飛ばす』カットです。
後方にはピッチ違いのリングカットを二種配置。握った時のフィーリングでグリップ位置が判りやすくなっています。
重心
重心はしっかり前方です。
これも強い推進力を生む源泉となっています。
セッティング時も、重心は前寄りです。
レングス(バレル長)
レングスは41.0mm。
主に3フィンガーグリップのプレイヤーに向いています。
4フィンガーのプレイヤーでも使用できますが、窮屈なグリップ感になるでしょう。
太さ・径
最大径7.4mm、グリップエリアの径は6.1mm程度です。
グリップエリアは細めですが、テーパーが指にフィットするので握った時の安定感はかなり良いです。
投げてみた感想
尖ったデザインに少し警戒していましたが、かなり良い感触を得られた製品でした。
以下に、このバレルの強みと弱点を紹介していきます。
Mao3の強み
フィット感抜群のテーパー
Mao3最大の強みは、極上の指へのフィット感です。
気持ちよくピッタリしっくりきます。
工夫されたリングカットと併せ、グリップ位置がしっかり決まります。
これにより、再現性の高いスローを助けてくれます。
よく計算されたリングカット
先に紹介した通り、Mao3は三種のリングカットで構成されています。
- 強い推進力を生む前方のダブルリングカット
- グリップ位置を知らせる後方二種のリングカット
役割を持った三種のリングカットがそれぞれ働き、力強い飛びと手離れの良さ、そして再現性の高いスローを生み出します。
重量違いの二種展開
本記事で紹介しているMao3は、バレル単体重量18.0gのものですが、16.5gのものも発売しています。
自身に最適なスペックを選択できるのはとても助かりますね。
Mao3の弱点
4フィンガーには不向き
Mao3は、4フィンガーグリップのプレイヤーには短く感じるでしょう。
逆に3フィンガーのプレイヤーは手中の収まりが良い寸法だと思います。
Mao3 こんな方にオススメ
- 初心者や初めてダーツを購入するプレイヤー
- 前重心バレルを探しているプレイヤー
- 鋭い飛びを求めるプレイヤー
初心者や初めてダーツを購入するプレイヤー
Mao3の一番の武器は、握った時の指へのフィット感。知ってる中でも随一レベルのしっくり感です。
そのフィット感は確実なグリップ、そして再現性の高いスローを助けてくれます。
『グリップがずれない』のは初心者にはとても重要な要素。グリップ位置がバラバラになればスローも安定せず、再現性の高いスローは身に付きません。
Mao3は、正確なスローを体得するためのチョイスにピッタリです。
前重心バレルを探しているプレイヤー
ソフトダーツバレルは、ほとんどの製品がセンター重心で作られています。
近年ではアキュートやNo.5規格のバレルもほぼ発売されなくなり、前重心バレルのバリエーションは少なくなる一方です。
そんな中でMao3はしっかり前重心のバレル。
力強い飛びを生む前重心バレルをお探しの方にピッタリです。
鋭い飛びを求めるプレイヤー
前重心に加え、力の伝わりやすいテーパーとカットを装備したMao3。
かなり『飛び』ます。
レーザービームのような鋭い飛びを求めているプレイヤーにはオススメの製品です。
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これだけは言っておきたい!
Mao3を使ってみた感想ですが、投げていて気持ちいいバレルでした。
大きな特徴である、指へフィットするテーパーと上手に配置されたリングカット。
バレルへ力を伝えるのがとても簡単で、手離れも良いので『ズドン!』と飛びます。
投げていて気持ちいいっていうのはバレル選びでとても重要ですよね!
何度も繰り返しますが、このバレルのポイントは、抜群のフィット感による力の伝えやすさとグリップの再現性の高さです。
この二点のポイントは、ダーツ初心者のスキルアップに必ず役に立ちます。そのため、初心者プレイヤーのファーストダーツにもとても良い製品だと思います。
さらに、ソフトバージョンは2スペック、スティールバージョンも含めると全部で4種のバリエーションがあるというのも嬉しいですね。
Mao3、皆さんも是非投げてみてください。きっと気持ちのいいフィット感と投げ感が得られると思います!
最後に
以上、Mao(マオ)3の紹介をしてきました。
正直、とっても良いバレルだと思いました。乗り換えも検討したほどです。
しかし、私は4フィンガーなのでグリップが窮屈なので断念しました。
同時期に注目のモンスターバレルが発売されたためMao3は正直あまり目立っていないですが、期待以上にすごくいいバレルでした。
皆さんも是非一度投げてみて、このバレルの気持ち良さを味わってみてください!