【小川祐一郎選手モデル】Kokopelli(ココペリ)レビュー|重め・長め・前重心のセミトルピード
プロツアー・JAPANへ参戦されているプロ・『小川祐一郎』選手。関東を中心に活動されている選手です。
JAPANでは2022年シーズン、並みいる強豪を押しのけベスト16入賞経験のある選手です。
ソフトダーツもさることながら、特にハードダーツシーンでの活躍が目立つ小川選手。2024年にはQ-Schoolの挑戦を予定しているとのことです。
そんな実力派プロ・小川佑一郎選手モデルのバレル・『Kokopelli(ココペリ)』が2023/3/25に発売されましたので実投レビューをしていきたいと思います。
ニーズの高い、『重め・長め・前重心』のセミトルピードバレルです。多くの方に『刺さる』スペックのバレルですので、是非最後までご覧ください!
ココペリ 基本スペック
形状 | トルピード |
重量 | 21.0g |
メインカット | ダブルリングカット / ギアカット |
重心 | フロント |
レングス(バレル長) | 48.0mm |
最大径 | 7.2mm |
グリップエリア径 | 約6.8mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | DYNASTY / A-FLOW |
プレイヤー | 小川祐一郎選手 |
販売価格(税込) | 13,800円 |
スペック詳細
重量
バレル単体重量は21.0g。ソフトダーツとしては最重量級のバレルです。
カット
メイングリップエリアはダブルリングカット+ギアカット。
シンプルですが機能性の高いカットを組み合わせた設計です。
重心
重心は前重心。
セッテイング時の重心はほぼセンターほどになります。
レングス
長さは48.0mm。トルピードバレルとしては長めの設計です。
太さ・径
最大径7.2mm、グリップエリア径約6.8mmです。
最大径は標準的ですが、グリプエリアは太めの作りです。
ココペリの特徴と強み
ハードダーツライクな設計
小川選手がハードダーツを積極的にプレイするためでしょう、ココペリはかなりハードダーツ寄りの設計となっています。
- ソフトとしては最重量級の21.0g
- グルーピング性能の高い、最大径7.2mm
- しっかり前重心
上記三点の特徴は、ハードダーツプレイ時の違和感を抑えるためにハードスペックへ寄せていった結果でしょう。
小川選手と同じように、ハード・ソフト両方ともプレイする方にはピッタリのバレルです。
ハードダーツver.も同時発売
紹介しているソフトダーツver.と同時に、ハードダーツver.も発売されました。
ソフト・ハード両方を近い感覚でプレイしたい方には嬉しいですね。
重さを使ってズドンと飛ばせる
ソフトダーツの主流な重量は18.0g程度。
それと比較すると、ココペリはかなりの高重量バレルです。
重いバレルは、
- より力強い飛びを生む
- ボードへ先行して刺さったバレルに弾かれにくい
上のような特徴があり、需要の高いスペックです。
21g帯のバレルは数も多くなく、高重量好きな方には需要を満たす嬉しいスペックです。
しっかり掛かるダブルリングカット
メインカットはシンプルなダブルリング。
ダブルリングカットは強めの掛かりを持ちますが、ココペリはリングのピッチが狭めで程良い掛かりに抑えています。
しっかり指に掛かりながらも手離れの良さは損なわない、好バランスが素晴らしい仕上がりです。
滑りを抑える工夫が光る
メイングリップエリアには二箇所ギアカットが施されています。
指に乗せた際に、滑る・転がるといったズレを抑える役割を持ち、グリップ時の安定感を向上させています。
『ギアカット』というのは私が勝手にそう呼んでるだけですのであしからず
太めのグリップエリアで握りやすい
ココペリのグリップエリア径は約6.8mm。
しっかり握れて力も伝えやすい、少し太めの設計が魅力的です。
グリップエリアは太いですが、テーパーは緩やかで最大径は7.2mmと太くない作りなのもグッド。グルーピング性能に優れています。
この設計からも、ハードダーツ思考の意図が読み取れますね。
ココペリの弱点
ここから、ココペリの弱みになり得る点も紹介していきます。
重さによるデメリットも
高重量が特徴のココペリ。21gという重さは先に紹介した通りメリットではありますが、デメリットにもなり得ます。
- 脱力スローの体得を妨げがち
- チップ・シャフトなど消耗品へのダメージが大きい
- 家庭用ダーツボードでの使用は推奨されない場合も
脱力スローの体得を妨げがち
ダーツが上達する上で『脱力』は非常に重要な要素。
軽いバレルはそうでもありませんが、重めのバレルは力んでもある程度投げれてしまいます。
力んだスローがクセづいてしまわないよう、重めのバレルはしっかり脱力したスローを体得してから使用することをオススメします。
チップ・シャフトなど消耗品へのダメージが大きい
重いバレルは軽いものに比べ、ボードに刺さる時のチップへのダメージが大きくなります。
また、ダーツが落下した際のシャフト等へのダメージも大きくなります。
軽いバレルと比べ、消耗が進むことでコストがかさむ点は頭の片隅に置いておきましょう。
家庭用ダーツボードでの使用は推奨されない場合も
家庭用ダーツボードで人気の高い『ダーツライブホーム』や『グランボード』。これらの電子機構を備えた家庭用ダーツボードは、セッテイング重量20g以下のダーツを使用することが推奨されています。(セグメントや電子部品の損傷防止のため)
また、重いバレルはセグメントの刺さり具合も軽いバレルに比べ劣るので、品質の高くないダーツボードで使用するとちっとも刺さらない、というリスクもあります。
なお、20gを超えるダーツでもダーツライブホームやグランボード3sで使用することはできます。
ただしボード寿命が短くなる点やメーカー保証が受けられないリスクは念頭に置いておきましょう。
まとめ
スペック
形状 | トルピード |
重量 | 21.0g |
メインカット | ダブルリングカット / ギアカット |
重心 | フロント |
レングス(バレル長) | 48.0mm |
最大径 | 7.2mm |
グリップエリア径 | 約6.8mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | DYNASTY / A-FLOW |
プレイヤー | 小川佑一郎選手 |
販売価格(税込) | 13,800円 |
カットの強さ | (3.5/5.0) |
手離れの良さ | (4.0/5.0) |
特徴
ココペリの製品情報
- 小川佑一郎選手のDYNASTY1stモデル
- 2BA(ソフト)・スティールの二種展開
- TRiNiDADより、2023.3.25 発売
ココペリの強み
- セミロングな前重心・21.0gのスティールダーツライクな設計
スティールプレイヤーも違和感少なく使えるスペック - ダブルリングカットの強い掛かりと高重量で
力強く飛ばせる - ギアカットで指中での転がりを防ぎ、グリップ安定感UP
- グリップエリアは太めで握りやすく、力を伝えやすい
ココペリの弱点
- 高重量のためユーザーを選ぶ
消耗品へのダメージも大きい - 尖ったスペックのため、初心者向きではない
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ギャラリー
これだけは言っておきたい!
ココペリ、素晴らしいバレルでした。
この手のダブルリングカットって掛かりと抜けのバランスがすごく良くて、個人的にとても好きなカットです。
それに加えてココペリはギアカットを搭載してグリップの安定性も向上させています。
しっかり掛かってちゃんと抜けて、さらにグリップもバッチリ決まる。シンプルめなカット構成ですが、洗練された巧みなバランス感を見せてけられました。
ハードダーツもプレイする私には、ハード寄りスペックの選択肢が増える点はとてもありがたいです。最近(2023年)はハードダーツをプレイする方も増加の一途を辿るばかりですので、このスペックが嬉しい方も多いでしょう。
そして、私的なココペリのイチオシポイントは、デザインの美しさ。開封した時、そのカッコよさに興奮してしまいました。
主張しすぎない洗練されたカットと、上品なアクセントのグリーンを走らせただけのスマートなカラーリング。カッコイイ…
グリーンモチーフのバレルってあまり多くないんですよね。私が思いつくのはロブ・クロスとかダリル・ガーニー、日本だと鈴木未来選手や鈴木洋平選手くらい。
そんな中でこんなカッコイイバレルが登場して、とても嬉しいです!
機能性もデザイン性も一級品のココペリ。是非皆さんも一度お近くのショップなどでご覧になってみてください!
余談:ココペリとは
バレルネームとなっている『ココペリ』とは何なのか、調べてみました。
どうやら、インディアンの方々が祭っている『豊穣の神・妖精』だそうです。笛を吹き、音楽を奏でて幸運をもたらしてくれるそう。
デフォルメされた姿で描かれることが多く、可愛らしい見た目をしていますね。
最後に
ココペリの紹介をしてきました。機能的に洗練された構成とデザインで、人気の出そうなモデルです。
手に取ってみたらきっと皆さんも欲しくなるハズ。是非機会があればココペリを投げてみてください!
そして、2024年のQ-Schoolチャレンジを表明している小川選手。村松選手に続き、二人目の日本人PDCプレイヤー誕生への期待に胸が高鳴ります。
皆さんも一緒に、小川選手の挑戦を応援しましょう!