【後藤智弥選手2024年モデル】KID TYPE2 ソフトVer.レビュー [TRiNiDAD Undisputed]
今最もアジアで勢いのあるプレイヤー、後藤智弥選手。
PDCワールドカップオブダーツでは二年連続日本代表。
そしてワールドチャンピオンシップ2023-2024にてベテランプレイヤー、イアン・ホワイト選手に勝利しています。
そしてソフトダーツにおいては、プロツアーJAPAN2023年シーズンでは初の年間王者の座を獲得。
日本史上でも指折りの活躍を見せる後藤選手ですが、そんな実績もあり2024年4月より、トリニダードの最上位クラス『TRiNiDAD Undisputed』プレイヤーへ昇格となりました。
そして、その後藤智弥選手Undisputedモデル第一号、『KID TYPE2』が2024年4月13日に発売されましたので、実際の使用感をレビューしていきたいと思います。
TYPE1の発売から約8ヵ月で新モデル発売という異例のスパンでのリリースとなった今作。
人気モデルとなったTYPE1との比較も含め、その実力を詳しくレビューしていきたいと思います。
Youtube動画でも紹介しています
YouTube動画でもKID2を紹介しています。
是非併せてご覧ください。
KID TYPE2 スペック
形状 | ストレート |
重量 | 20.0g |
メインカット | ダブルリングカット / ドットカット |
重心 | セミリア(メーカー公表) |
レングス(バレル長) | 50.0mm |
最大径 | 6.8mm |
グリップエリア径 | 約6.5mm |
チップ規格 | 2BA |
ブランド | TRiNiDAD Undisputed |
プレイヤー | 後藤智弥選手 |
販売価格(税込) | 14,800円 |
重量
バレル単体重量20.0g。
重めでしっかり飛ばしやすい重量。
カット
メインカットはダブルリング+ドットカット。
前方は後藤選手モデルではお馴染みのローレット加工
重心
重心は、メーカー公表ではセミリア。
しかし、私が計測したもの、そしてエスダーツで公開されている計測結果はいずれもほぼセンター重心でした。
私が入手した3本は全て同じ重心箇所でした。
実際にはほぼセンター重心と考えてよいでしょう。
全長
全長は50.0mm。
ストレートバレルとしては少し長めくらい。
太さ・径
最大径は6.8mm、グリップエリアは約6.5mmです。
これはストレートバレルとしては標準的な数値。
KID TYPE2の特徴と強み
ダブルリング+ドットカットがしっかり掛かる
KID2はストレートバレルの中では指への掛かりが強めな部類。
しっかり指の力を伝えて力強く飛ばすことができます。
『抜く』・『運ぶ』というよりは、カットで弾いていく感じの飛ばし方に向きます。
リリース感が掴みやすい
ダブルリング+ドットカット、そして前方のローレット。
どれもなかなか強力に指へ感触を残します。
リリース時に指から剥がれていく飛び出しの感覚や、テイクバックからリリースまでにダーツがどう動くか非常によく教えてくれます。
これは手離れの悪さの裏返しではありますが、上手にリリースできた、もしくはできなかったというのがリリースの感覚で非常に感じやすいので、正しい正解のリリースを目指すのが比較的容易です。
『上手に飛ばせた』リリースを再現することに集中すればうまくいく、そんなバレルです。
KID2の気になる点
手離れは良くない
KID2は手離れ良好な部類ではありません。
リリース時の手残り感は強く、自然に離れて飛んでいってくれるタイプではないです。
自分から離しにいくくらいの気持ちで飛ばしてやっとイメージ通りに離れてくれる感じでした。
クリアに、滑らかに離れるストレートを求めている方には向かないでしょう。
バリ感が強い
残念ながら、バリ感が強いのはトリニダードのバレルではいつものこと。
最上位ランクのUndisputedバレルでも変わりません。
特にKID2はドットカットが大部分に敷かれていますので、ひとつひとつの加工バリが指に刺さる感覚がかなり強かったです。
とはいえ、一日も投げ込めばバリは落ちます。
しかし、それは使用感がすぐに変わるということの裏返しですので、ネガティブなポイントであることに変わりはないですね。
KID TYPE1との比較
ここからは、2023年8月に発売した前作、『KID TYPE1』との比較をしてみましょう。
人気の高いバレルでしたのでお持ちの方も多いでしょうし、乗り換えを検討されている方も多いと思います。
スペック面の比較
TYPE1 | TYPE2 | |
形状 | ストレート | ストレート |
重量 | 19.5g | 20.0g |
メインカット | リングカット ドットカット | ダブルリングカット ドットカット |
重心 | センター | センター |
全長 | 51.0mm | 50.0mm |
最大径 | 6.5mm | 6.8mm |
グリップエリア径 | 約6.5mm | 約6.5mm |
販売価格(税込) | 11,999円 | 14,800円 |
- 重量+0.5g
- 全長-1mm
- 最大径+0.3mm
- 価格+2,800円
数値としては以上の通り変更となりました。
使用感の変化
カットが強く、手離れ悪く
数値的には大幅な変更はないので、握った時の収まり感はさほど変わりません。
しかし、カットがより強くなったため、飛ばす感覚には結構差を感じます。
TYPE2はダブルリングカットベースになって指への掛かりが強くなった分、力の乗せやすさは向上しましたが、代わりに手離れは悪化した印象。
グリップエリアが広くなり自由度向上
TYPE1はバレルの半分ほどにメインカットが敷かれていましたが、TYPE2では2/3ほどに拡大しました。
バレル中央あたりをグリップするプレイヤーにも扱いやすくなっています。
ローレットエリアが狭く
後藤選手シリーズではお馴染みの前方ローレットエリア。
TYPE2ではかなり狭くなりました。
TYPE1では中指からバレルが抜けていく感覚が強く感じられましたが、TYPE2では比較的抑えめになりました。
TYPE1では中指も使って運んでいく感覚が強かったのですが、TYPE2では前方の存在感がかなり弱くなっています。
まとめ
スペック
形状 | ストレート |
重量 | 20.0g |
メインカット | ダブルリングカット / ドットカット |
重心 | セミリア |
レングス(バレル長) | 50.0mm |
最大径 | 6.8mm |
グリップエリア径 | 約6.5mm |
チップ規格 | 2BA |
ブランド | TRiNiDAD Undisputed |
プレイヤー | 後藤智弥選手 |
販売価格(税込) | 14,800円 |
特徴
KID2の製品情報
- JAPAN2023年間王者 後藤智弥選手のTRiNiDAD Undisputed 1stモデル
- 2024.4.13 発売
KID2の強み
- ストレートバレルの中でも強めの掛かりでしっかり力を乗せやすい
- リリースの感覚が掴みやすく、正しいリリースを目指しやすい
KID2の弱点
- 手離れは良くない。リリース時にしっかり解放しないと指に残ってミスショットに繋がりがち
- バリが強く、使用感の変化が起きやすい
KID2をお得に購入するには
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最後に
プロツアーJAPAN2023 年間王者後藤智弥選手の2024年新モデル、KID TYPE2を紹介してきました。
流石年間王者のバレルという感じの、高いスキルを要求するバレルです。
初心者の方にはオススメしづらいですが、ある程度経験値を積んだプレイヤーなら触ってみると面白いかも。
リリースの正解を求めやすいバレルですので、上手く扱えれば再現性の高いダーツが目指せると思います。
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