2024.07.24

【林望美選手モデル】PIQUE2.0(ピケ２)レビュー｜太めストレートで非の打ちどころナシの名作

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プロツアー・PERFECT女子にて複数回の３位タイ入賞記録を持つ『林望美』選手。2019年シーズンには年間ランキング15位の好成績を残し、2023年現在はプロツアー・JAPAN LADIESにて活躍を続けている選手です。

そんな林選手の新モデル・『PIQUE2.0(ピケ２)』がターゲットより発売されました。

ストレートバレルへと変貌した『PIQUE』２作目です。

ストレートバレルながらしっかり持ちやすく、トルピードバレルに近い飛ばしやすさを持った作品です。

本記事では、『PIQUE2.0』の魅力を紹介していきます。

Contents

PIQUE2.0 ピケ２基本スペック

形状	ストレート
重量	19.0g
メインカット	リングカット / ウイングカット
重心	センター
レングス(バレル長)	48.0mm
最大径	7.0mm
グリップエリア径	約7.0mm
チップ規格	2BA
メーカー	TARGET
プレイヤー	林望美選手
販売価格(税込)	￥12,100

スペック詳細

重量

重量は19.0g。少し重めの設定です。

カット

メインカットはウイングカットにリングカットを施したような複合カット。
ウイングカットの強い掛かりと、リングカットによる手離れの良さを併せ持ちます。

重心

重心はセンター。

レングス

長さは48.0mm。長めの作りです。

太さ・径

径は7.0mm。
ストレートバレルの中では太めの設計で、ピケ２の大きな武器です。

ピケ２の特徴と強み

しっかり握れる太め7.0mm

ピケ２はストレートバレルの中では太めの7.0mm設計。

6.3mmのストレートバレルと比較すると上の通り。
ストレートバレルは6.5mm前後の設計が多いですが、それらと比べると握り応えに明確な差があります。

7.0mmは一般的なトルピードバレルのグリップエリアよりも太いため、普段トルピードを使っているプレイヤーでもしっかり握れるでしょう。
これにより、ピケ２はストレートバレルとは思えない飛ばしやすさ(＝力の伝えやすさ)を実感できます。

ウイング+リングカットで掛かりと手離れが好バランス

最近ではよく見るウイングカット+リングカットの複合カット構成。
ウイングカットにより強い掛かりを持たせながら、リングカットを施すことで指離れをサポートしています。

このしっかり掛かるカットにより、ストレートバレルながら、リリースは押し出すように送り出すことができます。
先に紹介した太め設計と相まって、トルピードバレルと似た感覚で飛ばすことができます。

力強い飛びを生む３要素

ウイングカットでしっかり指に掛かる
太めで握りやすく力を伝えやすい
重量19.0gにより重さを使って飛ばせる

上の３点により、トルピードバレル顔負けのパワフルな飛びを見せてくれます。
カット・太さは先に紹介した通りですが、重量もポイント。
重さをしっかり感じられる重量ながら、重すぎないので垂れることもなく鋭い飛びを見せてくれます。

少し長め設計でどんなグリップにも対応

ピケ２は少し長めの48.0mm。どんなグリップでも握れる長さながら、長すぎない絶妙な設計です。
例えば『ホセタイプ４(55.0mm)』のような、超ロングバレルくらいになると空中で暴れやすく、相応の技術が無ければ扱いは難しいです。
しかしピケ２は長すぎることなく、誰でも扱いやすい範疇です。

また、グリップエリアも広いので、中央持ちから後方持ちまで、グリップの自由度が高いのも魅力です。

ピケ２の弱点

これといった弱みは見つけられず

公平なレビューをお届けすべく、私はどんな製品を紹介する時も必ず弱点を併せて紹介するのですが、ピケ２については取り立てて弱点が見当たりません。

ストレートバレルの弱点である扱いにくさ・飛ばしやすさは、太さやウイングカットでカバー。
テーパーがないストレート形状だけに、太めスペックとはいえグルーピング性能は優れています。
リングカットによる手離れの補助も良い働きをしています。そして、誰でも扱いやすい48.0mm / 19.0g というスペック。