【いわお小鈴選手モデル】 DIAMOND-ダイヤモンド- レビュー 弾丸のような飛びの強カットショートトルピード
女子ソフトダーツプロツアーに現れた超新星・嵓(いわお)小鈴選手。
PERFECT女子 2022年シーズン第16戦優勝、年間ランキング8位入賞。そして、2022年『THE WORLD (PREMIUM STAGE) LADIES DIVISION』優勝。
2022年シーズンは素晴らしい戦績を残した選手です。
そんな嵓選手のダーツ・ファーストモデルがターゲットジャパンから発売されました。その名も『DIAMOND(ダイヤモンド)』。
力が伝え易く、飛ばしやすいバレルです。そして特徴的なイカツいカットが性能抜群でした。
今回はこの注目プレイヤー・嵓小鈴選手のファーストモデル・『ダイヤモンド』を紹介していきます。
基本スペック
基本スペックは以下の通りです。
形状 | トルピード |
重量 | 16.5g |
メインカット | ウイングカット / リングカット |
重心 | セミフロント |
レングス(バレル長) | 37.0mm |
最大径 | 7.1mm |
グリップエリア径 | 約7.0mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | ターゲット |
プレイヤー | 嵓(いわお)小鈴 選手 |
販売価格(税込) | ¥14,000 |
スペック詳細
重量
メーカー公称重量は16.5gですが、実計測では16.6g強でした。
3本全て計測しましたが、どれも16.6g強です。
3本のマッチング精度は素晴らしいのですが、少し気になりますね。
カット
基本は掘りの深いウイングカットです。そして、ウイングの末端にリングカットを施すことで、指に嚙みすぎず手離れが良いです。
後方はキュッと絞ってあり、押し出しやすい形状です。
重心
重心は僅かにフロント寄りです。
セッティング時は、バレルの中央ほどに重心がきます。
レングス(バレル長)
レングスは37.0mm。
ショートバレルの分類です。3フィンガーグリップのプレイヤー向きです。
太さ・径
最大径7.1mm、グリップエリア径は7.0mmです。
最大径とグリップエリア径でさほど差が無いのが特徴です。
ダイヤモンドの特徴と強み
ウイング+リングカットで強い掛かりと手離れの良さを実現
ダイヤモンドで目を引くのは、その掘りの深いウイングカット。見るからに指への掛かりが強そうですね。
実際にその掛かりは強く、指へガッチリ喰いつきます。
力の伝わり方は抜群で、パワフルな飛びを見せてくれます。
そして、良い仕事をしているのがウイング先端部に施されたリングカット。
このカットが、ウイングが指に噛みすぎるのを防いでいます。
結果、良好な手離れを実現しています。
強い掛かりを持ちながらしっかり離れてくれる、素晴らしいバランスです。
また、メイングリップエリアがほぼストレートな作りも、手離れの良さを助けています。
グリップ部は太めで握りやすい
最大径7.1mm、グリップエリア径は約7.0mm。
この太さがダイヤモンドのミソであるように感じます。
グリップ部が7.0mmは太めの部類です。その太さが、握った時の安定感、安心感、そして力の伝えやすさを作っています。
グリップエリアはストレートに近い作りですが、この太さのおかげでしっかり押し出しやすくなっています。
コンパクトなショートレングス
ダイヤモンドの全長は37.0mmのショートバレルです。
ショートバレルは、長いものと比べて飛行姿勢が暴れにくく安定して飛ばすことができます。感覚としてはボールを投げる時と近い感じです。
一方で、グリップを限定するデメリットもあります。
40mmを切るショートバレルは、4フィンガーグリップのプレイヤーに扱うのは難しいでしょう。できないことはありませんがかなり窮屈です。
広いグリップエリア
ショートバレルではありますが、グリップエリアは十分な広さがあります。
矢身の半分以上は可グリップ部となっており、持ちどころを限定しません。
初心者や女性でも扱いやすい16.5g
重量は16.5gで、軽めの設定です。
バレルの重さに振り回されることなく、操作性の高いスローができます。
- 重いバレルに抵抗がある女性
- フォームが確立していない初心者
上記のようなプレイヤーにはオススメしたいウエイトですね。
長持ちしそうなバレル設計
- 掘りが深いカット
- カット構成自体はシンプル
- PVDコーティングにて保護
以上の設計により、グリップ感の変化は比較的起こりにくいバレルであると思います。
長く同じ感覚で使用できるのはありがたいですね。
PVDコーティングとは、バレル表面にごく薄い合金被膜を蒸着させる処理です。
耐久性、耐摩耗性に優れる特徴があります。
ダイヤモンドの弱点
レングスと重量で人を選ぶか
先にお伝えした通り、37.0mmという長さはダイヤモンドの強みであり弱点でもあります。
3フィンガーグリップのプレイヤーは収まり良く握れると思いますが、4フィンガーグリップのプレイヤーが使用するのは難しい長さだと思います。
そして16.5gという軽量設定は、重量増トレンドとは逆行しており魅力を感じない方もいるかもしれません。
しかし、バレルの重さに振り回される心配のない16.5gという重量は、再現性の高いフォーム確立に向いているウエイトです。
16.5gを久しく触っていない方や、そもそも投げたことがない方も是非試して頂きたいですね。
DIAMOND ダイヤモンド こんな方にオススメ
- ゴリゴリの強いカットと良好な手離れを求める方
- 軽量なショートバレルが欲しい方
ゴリゴリの強いカットと良好な手離れを求める方
ダイヤモンドの一番の武器はやはり、『強いカットとスムーズな手離れ』が共存している点。カットの強さと手離れはトレードオフな設計になりやすいですが、このバレルは工夫により両立を実現しています。
軽量なショートバレルが欲しい方
近年のハードダーツブームの影響か、近年発売のバレルはどんどん長くなっている傾向を感じます。
その中で37.0mm、16.5gというスペックで発売されたダイヤモンド。
誰でもオススメ、というスペックではありませんが、このスペックを待望していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スペックと性能 まとめ
スペック
形状 | トルピード |
重量 | 16.5g |
メインカット | ウイングカット |
重心 | センター |
レングス | 37.0mm |
最大径 | 7.1mm |
グリップエリア径 | 約7.0mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | TARGET |
プレイヤー | いわお小鈴選手 |
カットの強さ | (4.0 / 5.0) |
手離れの良さ | (4.0 / 5.0) |
販売価格(税込) | ¥14,000 |
Amazon | Amazon |
特徴
DIAMONDの製品情報
- いわお小鈴選手の1stモデル
- TARGETより、2023.1.24 発売
- 8フライト・シャフト付属
DIAMONDの強み
- ウイングカットが強い掛かりを生み、鋭く飛ばせる
- ウイング+リングの複合カットが手離れもサポート
- 太くて握りやすい径
力も伝えやすい - ビギナーや女性でも扱いやすい重量16.5g
DIAMONDの弱点
- 37.0mm、16.5gというスペックは人を選ぶかも
短すぎてグリップしづらい人も多いかも - ピーキーな設計と仕上がりなため、初心者には不向き
お得にダーツを購入するために
ダーツをより安価に購入するためには、以下3つのショップを上手に活用することが必須です。
- ダーツハイブ
- Amazon
- メルカリ
特に、ダーツハイブはキャンペーンの活用方法を知っていればかなりお得にお買い物できます。
損をしないために、必ず以下をチェックしてください!
ダーツハイブはキャンペーン活用で最もお得に
エスダーツ・TiTo・マキシム等、オンラインダーツショップはいくつもありますが、中でも最もお得にお買い物できるのがダーツハイブです。
キャンペーンを上手に活用すれば、他ショップより数千円も安価にお買い物することが可能です。
キャンペーン活用方法は以下の記事にて解説していますので、是非ご覧ください。
また、以下のYouTube動画でも解説しています。
数あるダーツショップの中でもダーツハイブは最もお得に購入できますので要チェックです。
損をしないために、必ず確認してお得にダーツを手に入れてください!
Amazonはタイミングにより数千円安価
Amazonでは、発売後しばらく経つと大幅に値下げされ販売されていることがあります。
3,000円近く値引きされているケースもあります。必ずチェックしましょう!
これだけは言っておきたい!
スーパールーキー・嵓小鈴選手のファーストモデル、ダイヤモンドですが、わりと尖った作りながら素晴らしい仕上がりでした。
強いカットながら自然に指から離れてくれる好バランスは結構ヤミツキになります。投げていて気持ちいいバレルっていいですよね。
鋭い飛びながら、コントロール性も高いです。バタつかないショートレングスと、リリースに集中できる良好な手離れのおかげです。
強いカットが好みの方、スムーズな手離れを求める方、双方のニーズを高い水準で叶えてくれる素晴らしい製品でした!
最後に
嵓小鈴選手モデル・ダイヤモンドを紹介してきました。
シンプルながらも工夫されたカットで素晴らしいバランスを生み出した名バレルです。さすがターゲット。
2023年シーズンからJAPANレディースへ移籍し精力的に活動されている嵓小鈴選手。
ダーツ歴も浅くまだ若い選手ですので、これから日本女子ダーツを賑わす存在になること間違いないでしょう。
今後の更なる活躍を願って、これからも応援していきたいと思います。